ヒッピーの聖地でトライアスロン【バイロンベイトライアスロン】
遅くなりましたが、先月行われたバイロンベイトライアスロンのレポートです
少しマニアックな記事なので、興味がある人だけ読んでみて下さい
たぶん、ぼく以外の日本人は誰もいなかったので、今後もし出場する人がいれば参考になると思います
まず、バイロンベイとは?
https://www.visitnsw.com/destinations/north-coast/byron-bay-area
日本人に有名なゴールドコーストから、さらに南に進んだところにあるビーチタウン
かつてヒッピーの街とも言われ、合法で大麻が手に入るニンビンも近くにあり、自由を象徴するような街
今では観光地化が進み、多くの観光客で賑わっていますが、それでもヒッピーの文化は残っており、ぼくたちの中ではかつて住みたい街ナンバーワンに輝いた場所(物価高いけど)
今回はそんなバイロンベイでトライアスロンの大会(オリンピックディスタンス)があるということで、ブリスベンから日帰りで参戦しました
当日は朝6:00過ぎに起床
バイロンベイスタイルということで、レース開始は午後から。ピクニック気分でおにぎりやサンドイッチをカバンに詰め出発。8:00のバスでバイロンベイに向かいます
2時間ほどかけてバイロンベイに到着。時刻は10:00、受付・トランジットの締め切りは11:00なので少し急いで会場に向かいます
さくっと受付を済ませ、バイクを組み立てる。あまり慣れていないので少し時間がかかったけど、20分くらいで完成、急いでトランジットに向かう
軽く試乗するとギアが外れたり、速度計が表示されなかったり、ゼッケンをつけたままトランジットエリアを出てしまったり、やはりトラブルはつきもの
トライアスロンの大会は(特にロングでは)時間に余裕をもつことを意識したい。
さて、時刻は11:00過ぎ。ぼくは最終スタートで、13:24から競技開始。長い、長すぎる。。
ショッピング後のひとみと合流して、コーヒーを飲みながらウォームアップ
ランニングシューズは預けてしまったため走れないので、ゴムバンドを使いながら筋肉を刺激して身体の調子を確かめる。悪くない
何より海が綺麗でうっとりする
ただし、この日は強風で波は強い。。
スイム1500m
13:24 レーススタート!!
4日前に新調したウェットスーツ、練習では100m辺り10秒くらい短縮が出来たのでバッチリ👌のはずが…
原因不明の胸の締め付け
300mくらいしてバトルも落ち着き、さぁ自分のペースで泳ごうとするも呼吸が上手くできない。感覚としてはいつもの50%くらいしか呼吸が出来ず、さすがに少しパニックになる
背泳ぎや平泳ぎで心拍を落ち着かせようとするも、海で呼吸が出来ない恐怖は想像以上で、少しやばかった
トライアスロンのスイムで亡くなる方がいる理由も少し分かった気がした
この経験はきっとケアンズに繋がる
そんなことを考えているうちに浅い呼吸に慣れてきたので、少しスピードアップ
呼吸困難の原因となりそうなことは忘備録として後述するが、これが本番の3.8kmではなくて本当に良かった
スイムコースはさすがサーファーの聖地だけあって、強風で波は荒れ、ブイは見えず、呼吸のせいもあって苦しいスイムだった
タイムは26分45秒
(100mあたり、1分45秒ペース)
バイク40km
10kmのフラットコースを4周回する、非常に走りやすいコース。途中、車のスピードを抑えるためのボコってやつが何数ヶ所あるくらいで、あとは非常に走りやすいと思います
結構回して、TTバイク以外にはあまりパスされなかったと思うけど、タイムは思ったより遅い
1時間21分15秒
ただし、これはトランジット(スイムからバイク、バイクからランへの着替え等)を含んでおり、ケアンズ練習の為に五本指ソックス履いたりして時間がかかったのもひとつの要因
純粋にバイクパートだけ見たら1時間15分弱の予想
(32km/hペース)
ラン10km
最後は得意のラン
こちらも2.5kmのコースを4周回。4分30秒〜4分45秒ペースで刻み、調子も良好。もっと飛ばせた気もするけど、ロングの練習メインでやっているので仕方なし。ゴール後、Garminをチェックすると10.6km走っている。あれ…?
タイムは48分43秒
(4分50秒/kmペース)
総合2:36:45
全体 103位/349人
男性 91位/279人
25〜29歳 11位/31人
2時間30分は切りたかったな〜
反省点は色々あるけど、今回はアイアンマンの為の練習レース。本番さながらにトランジット練習できたし、スイムでの致命的な課題も見つかったので、良しとする
レース後はひとみが買ってきてくれた最強のリカバリーフード
長距離レースの後は身体が酸化するので、抗酸化作用の強いアサイーは最強。あとは塩気のあるものが食べたくなるのでポテトとシーフードケバブとか最高すぎる。
出来ればビールも飲みたかった。。
夕焼けに染まる海を眺めながら音楽と食に舌鼓を打っているうちにバスの時間
そう、ゴールして1時間30分後にはバスが出発するという
泣く泣くバイロンベイをあとにして、帰路につきました
ホノルル、九十九里に続き、人生3度目のオリンピックディスタンスでしたが、バイロンベイは別格ですね!
日本人はおろかアジア人も少ないので、海外の雰囲気を存分に楽しめること間違いなし
海も綺麗で、運営もカチカチしすぎず、レース後まで楽しめます
絶対にまた出たい!
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☆以下、ケアンズに向けて忘備録
【スイム】
・ウェットスーツの首が苦しい
→胸に水を入れて馴染みだしをする、事前に泳いで心拍を上げておく、着る際に首もとに余裕をもたせる、心拍計はずす、バトルに参加しない
・ウェットスーツ脱ぐのに時間がかかった
→ワセリンを塗っておく
・アンクルベルトが擦れる
→テーピングを足首に巻く
・ゴーグルがくもった
→くもり止めしっかりつける
・プールのように綺麗に泳げない
→普段から息継ぎを増やして荒く早く泳ぐ練習をする
【トランジット】
・トランジションで時間がかかる
→バイクシューズ固定でのトランジットを練習する、ランへのトランジットも同様
・ゼッケンベルト
→バイク時はいらない、ラン用にジェルを事前につけておきシューズの上にでも置いておく
【バイク】
・バイクグローブ
→振動吸収のために、ロングの大会ならあったほうがいいかも
・バイクポジション
→腰が引っ張られ腰痛につながる感覚があった、普段より重いギアでブンブン回したのが原因、練習からレースと同じ強度でやることの重要性
・サイクルコンピューター
→最初うまく表示されなかった、事前に10kmくらいのライドをして様子を見たほうがよい
【ラン】
・ペースが控えめだった
→インターバル走やビルドアップ走を練習に加える、もしくはそうゆう練習に参加する
初アイアンマンのケアンズまであと一週間
「準備がすべて」